日常に隠れた嘘

片思いで本気で好きだって言うのは嘘だと思う。

よく漫画とかで長い間片思いしてる人がいるけど、それって自分の作り上げた理想が好きなんだと思うんだよね。多かれ少なかれ、どこかで理想化してる部分があると思うんだ。 現実の相手よりも、自分の作り上げた理想が大事だから、相手に告白出来ないんだよ。

結婚にしろ付き合うにしろスタートラインであって、ゴールじゃない。

お互いをしっかり知る為の入口であって、辛さから抜け出せる出口じゃない。

そのスタートラインに入って互いの現実を許せるか許せないかだと思うよ。 だからスタートラインに入る前にうだうだしているのはおかしい。現実を見る前に勝手に作り上げた理想を好きだと思い込んでるだけ。ある意味「告白を受け入れてくれるだろう相手」も、「告白を拒否するだろう相手」も、自分で作り上げた幻想(理想)だと思う。 私は付き合ったことはあっても結婚したことはないので結婚については既婚者の方の意見を取り入れるべきだな。

惚れた方が弱いってよく言うけど、私の経験上、自分によく尽くしてくれる人間っていうのはたいてい自分から話しかけた相手だった。自分が有利でいたい気持ちもわかる。私もそうだし。でもどちらか片一方が無理をする関係はどこかでアンバランスになり始める。 表向き尽くしたり、尽くされたりしているなら何かでそれを返していかないといけないんだ。

そして誰かが言っていたように、誠実な者同士がくっついた試しがない。 大抵浮気者は誠実な人とくっつくし、誠実な人は浮気者とくっつく。ないものを補い合うように出来てるんだよ。 また、普通の人間関係は同じ物を持ったもの同士が同じ方向にむかって協力するものだと思ってる。サン=デグシュペリが言った言葉は恋愛の中での愛についてのものではなく、人と人との関係について、日常のいたるところにある人間関係のことだと考えた方がいい気がしてきた。

 

“Love does not consist in gazing at each other, but in looking together in the same direction.” ——愛は、お互いを見つめ合うことではなく、共に同じ方向を見つめることである。 by Antoine Saint-Exupéry